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2014年7月16日水曜日

名古屋の街の雰囲気と椎名林檎の世界観

先日、名古屋駅近くで変な看板を見かけました。



「牛丼パソコン」「バーガーパソコン」です。
隣にドラゴンクエストの広告もありますね~「パルプンテをかけられたんかいな?」と、ツッコミを入れてもよいですが、説明を読むと納得です。

とにかく安い!牛丼のようにお手軽で、充実のスペック!セカンドマシンにオススメです。(牛丼パソコン)
OSインストール済みで、すぐに使えるお手軽パソコン!!初心者の方にもオススメです。(バーガーパソコン)

みたいな。
まあでも初見では意味がわからないですね。
意味がわからないといえば・・・椎名林檎。
椎名林檎の曲のタイトルも「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」「弁解ドビュッシー」「病床パブリック」など、よくわからないこと言ってますね。
ライブツアー「先攻エクスタシー」ってね。
聞いてみたいですね椎名林檎に、「林檎さんは、先行エクスタシーと後攻エクスタシー、どっちがいいんですか?」みたいな(笑)
あと「正しい街」って曲もあったらしいですね。
じゃあ「悪い街」は何ですか!?
と聞きたくなりますが。
どうやら「清水」らしいですね、椎名林檎にとっての悪い街は。

で、アルバム・オープニングの“正しい街”なんですが、これは 地元を出る際のある種の決意の歌?

うん。でも出てからの曲ですね。東京に来てから出来てるから。あとは詞の通りだし曲の通りだけど。何かグジグジしてたのかもしれない。・・・・・・最後の方で〈とても云えない〉とか言ってますよね。
本当にとても言えないんだよね。曲の中だとよくグジグジ言ってるけど、あたし普段はそういう風じゃないんですよね。

飲み込んじゃうって事ですか?

割とそうなんですよね。「思うところあり!」っていう時に必ずしも的確な発言ができるかというと、そうでもなくてですね。まあ、だからこそ曲としてそういうシワ寄せが来るんだけど。「何て煮え切らない曲なんでしょう!」という。で、これは自分のデモテープで録ってて、その時はもう自分の家にマルチがあったから、ギターとか本当ああいう感じだし、ドラムのイントロもあのまんまで、「1曲目だ!」って思ってたんですよね。ツアーでも1曲目って思ってたんだけど、何か違っちゃって

じゃあこの曲を1曲目だと思ったのは音の感じから?ここに込められてる詞の意味からじゃなくて。

意味もあったと思うんですけど。シングルとかは無視して1枚目の1曲目だったからそういうイメージだったかも。こういうスタートを切ったしっていう話かもしれないし。忘れちゃったけど

で、〈忠告は全ていま罰として現実になった〉。

うん。・・・・・・何かね、自分をよく理解してくれるような人とか友達 とかに居場所とか何も教えないで出てきて、やっば凄い苦しくなっちゃったんですよね。で、ちょうどバンドがあったんだけど「そのバンドてどうしても福岡でライヴする!」って言って“歌舞伎町の女王”とか“積み木遊び”とかを持って帰って福岡でライヴしたんですよね。
で、前によく付き合ってた子とかメンバーだった子とかとライヴやったりした凄い楽しくて、やればスッキリすると思ったんだけど、何か「ああ、戻りたいなあ・・・・・・」とか思っちやって

福岡には結局何年ぐらいいたんでしたっけ?

��年ぐらいかな。最初の中1から中3くらいまでは「福岡って怖い人ばっかり」って思ってたけど。常に自己主張してないとやっていけないんですよね。「私が私が!」って言い過ぎなくらい言ってないと精神的に殺されちゃいそうだと思うぐらいにみんなアピールしていて、それて成り立ってるというか。まあ、あの方言とかにも表われてると思うんだけど。だから最初はなかなか人と関わりを持つ事ができなかったんですね

福岡の前はどこでしたっけ?

福岡の前は清水。静岡ですね。静岡はボーッとしてて、適当に人の悪口言ったりとか、そんな感じですよね。みんな流し流されてみたいな雰囲気が何となくあるんですね。こんな事言ったら怒られちゃうかもしれないけど(笑)

そこから自己主張しなきや生きていけないっていう街に行って、急に内向的になったわけですか。

内向的ですね、今思えば。でもその時は本当精一杯でどうしたら生きてけるんだろう?」と思って。だから学校の先生とか友達がどうこうじゃなくて、自分の問題として

最初のインタヴューで言ってた学校に行かなかった時期?

そうですね。高校は結構ちゃんと行きましたけと。高校時代は「自分が凄く嫌だ」って思う事を「そんなはずはない!」っていう風に美化したり、ないがしろにしてきた部分を清算するようになったというか、「自分はこうなんだ」って受け入れられるようになったんですね。
まあ思春期の普通の事ですよね。アィデンティティの確立というか

じゃあ福岡は椎名林檎の表現が生まれた場所って言い方もできる?

そうですね。(ロッキンオンジャパン’99/11月号より)


から伺えるように、静岡は軽く馬鹿にされてますね。
でも名古屋はそうじゃないぞ、と、椎名林檎さんに伝えたいですね。
この牛丼パソコン、バーガーパソコンというネーミングセンスを評価してほしいですね。

あと「小倉トースト」とか「天むす」「抹茶小倉スパゲティ」等、わざわざ変な組み合わせを指向する実験的なセンスとかも似てる気がしますね。
なので、名古屋ももっと、椎名林檎に追い抜け追い越せな感じで、盛り上がってほしいですね。

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